途中抜粋

痛い。頭が痛い。
割れる、割れてしまう。
ひび割れた頭蓋の隙間に何かがもぞもぞと動いているような感触。
ソレが頭の中の隙間という隙間を這い回り、蠢動し、蹂躙しつくしている。
狭い、暗い、キイキイと叫び続け、やがてソレは、とうとう額に到達し、

　―――カリ…。カリカリ…。カリガリガリ…バリ、バリバリバリバリ…！

「うあああぁあああぁぁあ！」

枕に額を打ち付ける。やわらかい感触。
中で喚いている何かはまだ蠢動を止めない。
気持ち悪い気持ち悪い気持ちが悪い！

「ああああぁあぁあ！」

ベッドの縁に額をぶつける。
鈍い音。視界が明滅し、鈍い痛みがじんわりと広がる。
中で喚いていた何かはそれでようやくぴたり、と動くのを止めた。

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今書いてる小説っつか、ショートストーリーっつか、そんな感じのの一部。
あえてちょっと危険な部分を引っ張ってきました←

ちなみに本編は『血の出ない解体劇』みたいなの出します。
血が出ないのは怖いよね。血で隠れる切断面が丸見えなんだから。

勉強３割、小説７割くらいの割合でがんばる予定。
だって、〆切７月６日なのにまだ序盤なんだもん（死

んじゃ、がんばってきまつ。