喜哀

名前のない花。
小さくて赤い花びらが綺麗。

誰かに見られるわけでもなく
誰かに水を与えられるわけでもなく
誰かに踏みつけられるわけでもなく

ただひっそりと。
けれどしたたかに咲く花。

花は思う。

ここに在る意味などない。
さりとて散るのは嫌だ。

だからただここに在り続けるのだ。
誰にも見つからずに。
ただ気まぐれな雨に生かされ続けるのだ。

けれど。

こんな卑小な花でも
いつかは誰かに見つけてもらいたいのだ
誰かに綺麗だねって言ってもらいたいのだ

嘲りを受けても
蔑まされても

ただ一人だけでもいいから
ここに在っていいのだと教えてもらいたい

そう思う。





僕は雨に濡れた小さな花を見つめ、一人そんな妄想を抱く。
3つ歩いたら忘れてしまうような
そんな儚い妄想を。

僕はゆっくりと足を上げた。
その足を踏み下ろす前に、そっと呟く。

たった一言。

綺麗だよ、と。





のんびりまったり書いてみた。
眠いなーと思いつつぐだぐだ書いてみた。

相変わらずよくわかんないですね。
詩のつもりなのかショートストーリーのつもりなのか。

そして最後。
人によって取り方変わるだろうなぁ。
上げた足は花を踏むためか、それともただ歩き去るためか。

どっちでもいいですね←





っていうのを2日くらい前に書いて放置してた←←←