みかづきラインとおほしさま

空が綺麗に晴れたある夜に、一粒のおほしさまが生まれました。

生まれたばかりのおほしさまは、おつきさまに名前をもらいました。

おほしさまはよろこび、目一杯ピカピカと輝きました。

おつきさまはそんな星をみて、とてもあたたかい気持ちになりました。

おつきさまとおほしさまは、すぐに仲良しになりました。

おほしさまの元気がないときは、すぐにおつきさまが慰めてくれました。

おつきさまがどこかへ行くときには、おほしさまもかならずついて行きました。

おつきさまもおほしさまも、本当に幸せだったのです。



ところがある夜、おほしさまはおつきさまがどんどん小さくなっていることに気がつきました。

「おつきさま、おつきさま。
　僕にはおつきさまが少しだけ小さくなったように見えます」

おつきさまは言いました。

「その通りだよおほしさま。
　僕は夜が来る度に小さくなってしまうのさ」

おほしさまは驚きました。

「おつきさまは小さくなったらどうなるの？」

おつきさまは笑いました。

「僕は小さくなって小さくなって、そうして最後には線になってしまうのさ」

おほしさまはおつきさまの言葉を聞いて、ぽろぽろと泣き出してしまいました。
おつきさまは困っていいました。

「おほしさま、どうか泣かないでおくれ。
　僕が線になっても、別に死ぬ訳じゃあないんだ。
　小さくなった後にはね、ちゃんと大きくなれるんだ。
　だから泣かないでおくれ」

おほしさまは洟をすすりました。

「本当？」

おつきさまはいっそう強く輝きました。

「本当さ」

おつきさまとおほしさまは、ゆっくりと顔を見合わせ、笑いました。





絵本っぽくなるように書いてみた。
久々に長い文章かいてたら、話の繋ぎが下手だな俺って思った。

まだ半分くらい。
続きはまた気が向いたら書いてみる。

あと気が向いたらこねこな君とこどもな僕との話も書いてみようと思う。

暇つぶし感覚だけど、久々に文章かいたら楽しかった。